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戦略的視野から見る日本国内の実像

戦略的視野から見る日本国内の実像

厳しき現実:

日本の教会では、ほぼすべての教団教派で以下のようなことが叫ばれています。

  • 既存教会の減少
  • 無牧教会の増加
  • 信徒の高齢化。平均年齢の高止まり(信仰の継承がなされなかった、CSキッズが戻らなかった、新しい改宗者や洗礼者がいない)
  • 教会堂のメンテナンスにおける人力の不足や、修理修繕にともなう経済的な問題
  • 大多数の神学校における、神学生の減少、新入生の消滅

しかし、有効な手立てがないまま、既成教会は消滅し続けています。日本の教会の平均年間洗礼者が1人以下。半分以上の教会が、過去数年間洗礼者がいないという現状の中、地域に存在を憶えられているとしても、新しい魂を救いに導けていないのは、礼拝堂中心で、礼拝に集まる民として歩んできた既存教会の厳しい現実だと思わされる。

ここから出る結論:

未伝地の大部分は過疎地に位置しており、既存教会のパラダイムでの教会ではすぐに立ち行かなくなる。

それでは解決策はあるのか?

そのため、元々その地域に与えられているリソースを活用し、そこに主が置いて下さっている潜在的リーダーを発掘することで、持続可能な教会が形成し、増殖することが解決策だと当プロジェクトでは考えています。

インドやネパールでは、地域教会の牧師のリーダーシップの元で、主の働き人が生み出され、3世代、4世代、5世代、6世代と弟子が増殖することで教会が増殖している。

インドでは、通常フルタイム牧師になるには、自らまず家の教会を 10ヶ所ほど開拓し、それが一つの地域教会として形成され、その地域教会を最低二つ生み出すことが求められる

教会増殖が起きている国々では、牧師と自認する働き人を多く見受けるが、ほぼ全ての牧師は正規の神学校を卒業していない。彼らの多くはノンフォーマル教育(1ヶ月訓練会など)で牧師として現場に遣わされている。

統計によると、全世界では300―400万人の牧師が存在するそうだが、そのうちの5%しかフォーマル教育を受けていないのが現状。

一方、日本の場合は95%以上の牧師が正規の神学校を卒業しており、その面でも牧師は正規の神学校を卒業しなければならないという意識(また基準)が強く、それが原因で働き人の増殖が起こされていない

さて日本における教会増殖はどうか。実際には、信徒中心の家の教会開拓で進んだとしても、冠婚葬祭などを信徒で行うことは難しいため、地域教会の牧師のリーダーシップの元で家の教会として歩んでいくというのが現実的な形ではないかと思われる。

おぼえておいて欲しいのは、当プロジェクトでは、既存教会の形をけっして否定しているわけではない。(実際、当プロジェクトの責任者たちは全て既存教会の牧師たちである)ただ、日本の未伝地と呼ばれる地域に、キリストの証人であり、和解をもたらす福音の大使としてのクリスチャンを育てていくためには、 既存教会の方法で達成するのは統計上、不可能であることをお伝えしたいのだ。